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俺たちの人生戦略会議

人生を戦略的に考えるためのブログです。

80歳まで働くかもしれないこの時代に、1カ月の育児休業も取れないとか正気ですか?

キャリアの戦略会議 育児の戦略会議

育児休業を3カ月取りました。2人目が生まれたときです。3カ月という期間に特別な計算はなかったのですが、最初の1カ月は奥さん殆ど動かない方がいいとの理解だったのと、同僚に2カ月の育児休業を取った人がいたので、「では自分は3カ月」というノリで決定しました。

さて突然ですが、皆さん話題の書籍LIFE SHIFTはもうお読みになりましたでしょうか?

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

人間が当たり前のように100歳まで生きる世界、もう来てます。科学の発展も医学の発展も本当に素晴らしい成果を出しているんですね。この本はそこそこの分量はありますけれど、簡単に言えばその恩恵である長寿により、我々の人生にどれだけ根本的な変化が訪れているかを説いています。

その中の話題の一つにもちろんお金の話があります。色々な計算方法はあるにせよ、100歳までに生きることを前提として、引退後にそこそこの暮らし(本の中では現役時代の収入の半分で生きるとありました)をしたいなら80歳まで働かなければならないというひとつの計算が紹介されています。80歳で引退ですと、22歳から働いたとして58年間、696カ月です。696カ月働いておかないと老後の生活がままならないなんて計算があるんです。誤差は当然あるでしょうけれど、少なくとも60歳が定年だった時代とは根本的に考え方を改めた方がいいようです。

そんな時代が近づいてきているというのに、あなたはまだ1カ月程度の育児休業取得にうだうだ言ってるんですか?産後の1カ月くらいは、せめて1カ月くらいは、奥さんと子供の面倒を見ることに全力を尽くしましょうよ。あなたのキャリアのたった1/696ですよ。

ずばり言って、1カ月の休業によって仕事が危機的状況に追い込まれるようであれば、おそらく普段からの就業状況に改善点があったと思います。考えてもみてください。インフルエンザ程度でも1週間は休まなければならないんですよ。ケガやちょっと重い病気でもすれば1カ月なんて簡単に流れていきます。そんな誰にでも訪れる程度のリスクで危機的状況に追い込まれるようでは、おそらく続けていてもあまりいい結果に繋がらないでしょう。育児休業を機に一度辞めてみるべきです。

世間ではワンオペ育児が問題になっているようですが、これは旦那側の、いやもしかしたら奥様方も含めての、会社の絶対視、会社から離れることへの必要以上の危機感が起こしている現象だと思います。会社の言うことは聞かなければならない、会社にいなければならない、会社に背いてはならないといった感覚です。こんな感覚があれば、1カ月会社を離れるなんて恐れ多くも実行どころか口にもできない考え方ではないでしょうか。

個人的には、3カ月離れていましたけれど驚くほど戻った時の状況が変わっていませんでした。3カ月も離れていれば帰ってきたときに用無しになっていて、何か新しいことを始めざるを得なくなるような状況を想像していたので少しがっかりもしました。さすがに昨日まで出社していたかのようなスタートではありませんでしたけれど、まあ旅行休暇から帰ってきたときの復帰とさほど変わりはありませんでしたね。

子供が生まれてからの数が月というのはまさに劇的な人生の変化を迎える時であり、母親であるあなたの妻の身体状況が極めて弱っているときでもあります。誰もが里帰り出産をしたり祖父母が積極的に助けてくれる環境でもないでしょう。そんなときに「はい。育児休業を取得しましたよ。3日間です」とかテレビのインタビューにドヤ顔で答えている場合ですか。80歳とまではいかなくてもまだまだ長いこと働き続けるそんな時代です。そのわずか一部分を妻と子供達の為に投資するべきなんじゃないですかね。子供なんて何人も生むものじゃないし、人生にまたとない大きな機会なんじゃないですかね。不必要な恐怖感は捨てましょう。